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NHKドクターg【腹部アンギーナ】食後3時間の腹痛と下痢は「動脈硬化」が原因だった

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NHKドクターg 2017年8月30日 お腹が痛い 食後の腹痛・動脈硬化が原因「腹部アンギーナ」食べすぎた食後の3~4時間で腹痛。

70代男性の食後に起きた腹痛

ドクターg急にお腹がいたいのは、動脈硬化が原因の腹部アンギーナだった

今日のドクターgは、福井大学医学部附属病院 林寛之先生。

症例の男性は、70歳の男性で突然の腹痛で救急外来に。

7年前から、食べすぎた後の3~4時間後に腹痛が起こり、3~4時間で症状がおさまるという。

近所の病院では「お年だから」と言われ、薬を飲み続けていました。

CT検査等を行なうも、異常は見つからず、最終的に導き出された診断は、動脈硬化が原因の「腹部アンギーナ」でした。

さらに分かった事は、動脈硬化の症状がある上に、飲んでいた薬が症状を悪くする!?
逆効果な薬だったのです。

林先生が処方された薬をたったの1週間飲み続けただけで、7年間苦しんだ腹痛からは開放されました。

放送では、VTRを数回に分けていますので、途中途中に研修医の皆さんが、少ない情報の中から、あらゆる病名を推測していきました。

見ているこちら側も、とても参考になる事がたくさんありました。
もし、同じ症状で悩んでいた方がいたら、参考にしてみてくださいね。

発症から時系列を交え紹介していきます。

腹痛が起きた日の1日・出来事

植木職人の男性は、いつものように仕事をしていました。

その日の食事

朝食は、自宅でいつもと同じ物を食べ、昼食は、持参のお弁当に差し入れの揚げ饅頭を2個食べました。

それから4時間後、急に腹痛が起き、救急外来へ運ばれます。

※今回重要なポイントとなるのは「時間」でした。

PM5:30

腹痛で運ばれた男性のバイタルチェック

1時間前、急にお腹が痛くなり、弟子が病院へ運びます。
腹痛冷や汗が見られました。

検診

◎結膜:貧血、黄だんなし
◎腹部聴診:問題なし
◎心電図:異常なし
◎超音波:異常なし
◎腹部触診:しこり、腫れなし、柔らかい、中心部に軽度の圧痛あり

再度問診

Q:最高が10として、今お腹の痛みはどの位?
A:7~8位

Q:どんな痛み?うずくような感じ?
A:そうかもしれない・・・

Q:痛みに波はありますか?
A:波はあるような・・・(曖昧な返事)

Q:昼は何を?
A:12時にいつものお弁当。食後に揚げまんじゅうを2個

Q:朝ごはん?
A:ご飯、漬物、味噌汁

Q:痛みが出たのは何時?
A:4時までは、痛みがなかった。痛いのはお腹だけ。

少ない情報ですが、ここまででわかった事として、「腹膜炎を起こしていない」という事。
この男性には、腹膜刺激兆候がありませんでした。

腹膜刺激兆候とは

→お腹を押した時より、手を離した時に痛い
この場合、腹膜に炎症があることがよくある。

腹膜刺激兆候がない時に考えるべきは血管系

血管が裂けたり、詰まったりする病気では、腹膜に炎症は起きる事はありません。
お腹を触っても柔らかいままです。

ここまでの症状で疑われた病気

急性虫垂炎(盲腸)

小腸と大腸のつなぎから出ている虫垂に炎症がおきます。
症状としては、激しい腹痛、嘔吐、発熱がおきます。
処置が遅れ、虫垂が破れると死に至ることもあります。

◎合わない点
・虫垂の好発年齢はもう少し若い場合が多い

上腸間膜動脈解離

腹痛で疑われる「上腸間膜動脈解離」
腸に酸素や栄養を運ぶ血管が裂ける病気。
突然、激しい腹痛が起き、血液が行かなくなり、下痢や嘔吐を伴います。
重篤になると、腸が壊死、緊急手術が必要となります。

上腸間膜動脈塞栓

上腸間膜動脈塞栓

上腸間膜動脈に血栓などが詰まる病気。
突然発症し、激しい腹痛や冷や汗などの症状があらわれます
高齢になるほど、血管リスクが高い。

◎合わない点
心電図には、異常が見られなかった

・心房細動(不整脈の一種)
心房に不規則な痙攣が起き、心室も不規則な動きになります・
すると、血流が乱れ血栓ができやすくなります。

この血栓が頭に飛ぶと脳梗塞、腸に飛ぶと上腸間膜動脈塞栓になります。

<更に疑うべき病気>

「大動脈解離」

大動脈は、一番太い動脈です。全身に血液を送り出しています。
突然、血管が裂けてしまうと、腹部、胸、背中に激しい痛みが出ます
見逃すと命にかかわる病気です。

急性すい炎

アルコールの過剰摂取や胆石が原因。膵臓の炎症です。
すい臓からは、タンパク質や脂肪を分解する膵液が分泌されます。
急性すい炎によって、すい液が過剰に分泌されるとすい臓事態を溶かしてしまいます。
みぞおち、背中に激しい痛みが出ます。

その他疑われる 血管系の病気

・絞扼性腸閉塞
・急性心筋梗塞
・大動脈瘤切迫破裂

その他、疑われる 消化器に炎症・閉塞の病気

・総胆管結石
・急性胆のう炎
・消化管穿孔(胃潰瘍など)

造影CT検査

NHKドクターg 2017年8月30日 急にお腹が痛い「造影CT検査」

様々な病名があがりましたが、血管系の病気が潜んでいるかも知れません。

大動脈のみぞおち~腰まで見ていると、1枚に大動脈が避けて見るものがありました。

単純CTの画像と造影CTの画像を比較してみると、避けていたのではなく、血管が石灰化していたものと判明。
つまり動脈硬化です。

血液中のカルシウムが血管の内部に沈着し、それが血管が裂けているように見えたのです。

・上腸間膜動脈にも異常が見られませんでした。
・すい臓、虫垂にも異常がありませんでした。
・血液検査にも異常が見られませんでした。

全ての検査で予想した病名の可能性がなくなりました。

残されたのは「病歴」を探ること

到着した奥さんを交えて再度問診を行うと見えてきた症状がありました。

Q:これまでにも腹痛は?
A:7年くらい前からあり近所のクリニックで見てもらっていた
1週間前にも、食べすぎた後に腹痛がおきていた

・3:00に食事
・7:00に腹痛

※4時間後に腹痛、3~4時間すると治まる

飲んでいた薬

NHKドクターg 2017年8月30日 急にお腹が痛い男性が飲んでいた薬

近所の病院では「お年だから」と言われ、下記の薬を処方され飲み続けていました

PPI:胃酸を抑える
クロピドグレル: 血液の流れを良くする
アムロジピン: 血圧を下げる
セレキノン:過敏性腸症候群など神経の異常の方に出す薬

過敏性腸症候群は、ストレス、緊張で起こる病気です。
腸の動きを司る自律神経の乱れが原因と考えられ、画像検査では異常が見つからず、不安や極度の緊張を感じた時に症状があらわれます
しかし、食事の量は関係ありません。

クリニックの定期検診では、胃カメラ、大腸ファイバー、CTの検査を受け、異常はなかった

胃潰瘍、軽い脳梗塞(10年前)の病歴があったのです。

ここで、研修医の先生が予想した病気

胆のう癌、すい臓がん

研修医の先生は、食後の痛み、膵液が出るタイミング、で痛みがあったことから、2つのガンをあげました。

胆のう癌、すい臓がんは、初期に見つけるのが難しい病気で、腹痛、食欲不振、体重減少などの症状があります

しかし、ドクターgは、7年前に症状があることから、癌の可能性は低く、治療せずにいたらすでに死に至っている可能性があると、すぐ否定します。

腸間膜動脈虚血(腹部アンギーナ)

そして、一人の研修医の先生が予想したのは、腸間膜動脈虚血(腹部アンギーナ)でした。

・症状
動脈硬化などで、腸管へ血液を送る動脈の流れが悪くなる病気。
腸を動かすための酸素が不足し消化不良をおこし、痛みが生じます。

食事を多く摂るほど、強い痛みがあり、下痢や食欲不振、体重減少などの症状もあらわれます

男性の血管には、石灰化が見つかっています。

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食べ物が胃に到達するまでの時間

NHKドクターg 急にお腹が痛い「食べ物が胃に到達するまでの時間」

・胃:2~30分
・十二指腸:1~2時間
・小腸:3~4時間
・大腸:8~12時間

食べてから3~4時間というのは、小腸に到達するタイミングです。

このどちらかの病気では?

様々な病気があがりましたが、症状、病歴、問診の結果から2つの病気にしぼられました。

・腹部アンギーナ=血液のめぐりが悪い
・過敏性腸症候群=神経の通りが悪い

男性は、仕事が忙しくても植木の仕事が大好きでストレスもなく過ごしていました

下痢の症状は、水みたいなビチビチ便で、スープやお粥を食べていたそうですが、腹痛は起きていません。

診断的治療を開始

ドクターgは、診断的治療を開始します。

診断的治療とは
治療の効果を見て診断が正しいかを確認すること

治療法・薬の処方

◎飲んでいた薬のPPIをやめる
消化を悪くする薬を飲んでいました。

◎消化酵素剤を飲む
◎漢方薬 大建中湯
◎腸の周りを良くする薬

1週間しっかりくすりをのんで、すっかり症状がなくなりました。
たった1週間で下痢、腹痛がおさまったのです。

動脈硬化は治らないので、症状が治ったのではなく症状がとれたとうのが正解だそうです。

お腹が痛くて救急搬送される方で、危険な病状の方は9%。
しんだんがとても難しい症状だそうです。

 

感想とまとめ

最後にドクターgが研修医の先生へ言った言葉が、
「年のせい」という病名はありません。

こんな親身になってくれる先生がいるんですね~
今日のドクターgもいい先生でしたね^^

お腹がいたい時には、食べ物のせい?とばかり疑っていましたが、こんな病気があったんですね。
そして、動脈硬化=脳、心臓、糖尿 と単純に考えていました。
あらゆる血管に影響を及ぼし、まさか腹痛が起きるなんて想像していなかったです。

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