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ドクターG「めまい、立ちくらみ、まぶたの腫れ」IgG4関連疾患から糖尿病を発症

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ドクターG 2017年9月13日

58歳男性。症状は、立ち上がるとめまい、ふらつき、喉が渇き、1日2L以上水を飲み、夜中に3回トイレ。背中の真ん中の痛み、まぶたが腫れる、目がゴロゴロ、喉が渇く、体重減少、味覚の変化。検査結果IgG4関連疾患による治る糖尿病だった。

今日のドクターGでは、58歳の男性でした。
血液検査で糖尿病の症状がありましたが、様々な症状があったことから、すい臓がん、もしくは、IgG4関連疾患との推測。

最終的には、IgG4関連疾患による糖尿病を発症していたと診断されました。

以前は、涙腺が腫れる、唾液腺が腫れるのは、一つ一つの病気として認知されていたそうですが、1つのメカニズムをもった病気であることが分かったのはここ10年位だそうです。

もし、同じような症状がある方は、続きを読んでみてください

今日のドクターG

岡山大学病院医師 総合内科 片岡仁美先生

58歳男性「たちくらみ、めまい」で来院

ドクターG「めまい、立ちくらみ、まぶたの腫れ」IgG4関連疾患から糖尿病を発症

ハウスでの農作業中に、立ち上がると、ふらつきがあり翌日、来院した男性。
お酒、タバコも吸わず、食事は、野菜中心の生活をしているという。

当初は、熱中症を疑われましたが、問診では、様々な症状が出てきました。

来院時の問診

Q:昨日の行動は?
AM6:00 ハウスでトマトの収穫。30度以上で暑かった。
・水分は取っていた(500ml)
・汗はかいていた

PM1時すぎ 立ち上がったらフラフラし、座り込んでしまった
・目の前が暗くなることはない
・目がぐるぐる回る感じはない
・胸の痛み、動悸もない

PM2:00 水を飲んで休憩したら良くなった

Q:いままでに同じような事は?
A:2,3回あった。
◎1ヶ月前、腰を伸ばしたらふらふらした。

Q:健康診断を受けたことは?
A:10ヶ月前に受けて、異常はなかった

Q:水はよく飲みますか?
A:4ヶ月くらい前から水を1日2L以上飲むようになった

Q:その他
・3日前からトマトが苦かった
毎晩3回トイレに起きる
・2ヶ月前から体のだるさもある
・便秘や血便はない
背中、腰はいつも痛む。湿布も効かない。
・4ヶ月前は75kだったが、69kにへった

1.研修医が予想した病気

健康状態は、良いように思われます。
この3つの病気があげられました。

まずは熱中症を疑う症状のようです。

熱中症

熱いところに長時間いて、水分コントロールが出来ない状態です。
ハウスの室内は、30度超え。
体温が上昇し体内の塩分、水分が不足し起こる病気。

◎症状
脱水、立ちくらみ、吐気、けいれん

◎合わない点:食欲がない人が多い

肺がん

タバコは吸わなくても肺がんになる方はいます。

◎症状
せき、血痰、呼吸困難、だるさ、体重減少

◎喫煙者の肺がんの発症率
男性は4.5倍、女性2.2倍

4ヶ月前からの体重減少やだるさ、背中の痛み、家族のガンなどが症状と似ていました。

◎合わない点
水をよく飲む、多尿

すい臓がん

すい臓は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」を作る組織が破壊されると、糖尿病を引き起こします。
糖尿病で立ちくらみを起こすことがあります。

すい臓がんは、初期では症状がほとんどなく、進行すると、体重減少や背中の痛みが見られます。

◎合わない点
飲酒をしない
※ただ、お酒とは関係がない場合がある

立ちくらみ「起立性低血圧」とは

男性の症状である立ちくらみですが、どんな状態になるとおこるのか?

ドクターGの解説では_
立ち上がるとふらふらするという症状は、医学的には「起立性低血圧」といい、体内の血液の量が減ると起こる立ちくらみをおこします。

起立性低血圧がおきる理由

汗をかくと、体内の水分がへります。それを補ってあげなければ、体内の血液は減少します。

寝た状態だと、頭まで血液はいきますが、立ち上がると、足に血液がいきます。
しかし、足の血管が収縮し頭の血流が保たれる仕組みになっています。

もし、脱水や出血で血液が減っていると血管が収縮しても頭まで血液が届かないのです。
だからふらつくのです。

脱水を起こしやすい病気「糖尿病」

糖尿病の症状

・水を多く飲む
・多尿

健康な人の場合は、腎臓には、血液を濾過する働きがあり,老廃物を体外へ排出する働きがあります。
同時に、生命維持に必要な水分が排出されないように再び血液の中に取り込んでいます。

糖尿病は、水分を再取り込みを十分にできず、糖と一緒に出てしまい、喉が渇き水分を多く摂る症状があらわれます。

男性にも水を多く飲み、夜に何度もトイレに起きるなど多尿の症状がありました。

血液検査・尿検査の結果「糖尿病」と診断

男性の血液検査の結果で血糖値が高く、尿からも糖が出ていました。

糖尿病の3つのタイプ

2型糖尿病

患者さんの9割はこのタイプ。
暴飲暴食、運動不足などが引き金となって発症。
体内の糖を取り込む事ができなくなり、血糖値が上昇。

年単位の経過でゆっくりとかけて穏やかに進行していきます。
しかし、10ヶ月前の健康診断では、異常が出ていなかったという男性。
どうやら2型ではないようです。

1型糖尿病

生活習慣などとは関係なく、免疫システムの異常などによって、インスリンが作られなくなる事があります。
多くは、子供の頃に発症し、月単位で急激に悪化します。

その他の型

すい臓に病気があると、十分にインスリンが分泌されず、糖尿病になります。

肝臓に病気があると、肝臓に蓄えられるべき糖分が血中に出て血糖値が上がります。

副腎からも血糖値をあげるホルモンが過剰に分泌されることでも糖尿病は起こります。

この男性は、どのタイプの糖尿病?

健康診断では異常が見当たらなかったため、1型もしくは、その他の糖尿病と判断されました。

血液検査の結果では

◎1型糖尿病にしかでない、GAD抗体は陰性でした。
◎インスリンの分泌は、基準値以下。

だるさ、体重減少、多飲多尿、立ちくらみは、糖尿病の症状とあっています。
もし、すい臓がん、膵炎などがあれば、背部痛を起こしやすいため、その他の糖尿病と推測されました。

膵炎とすい臓がん

急性すい炎は、発熱や激しい痛みが出ます。
慢性すい炎は、アルコールを飲まないことから、可能性は少し低い。

膵炎の可能性は低く、残った病気は「すい臓がん」です。

すい臓がんだとしたら・・・
症状のない沈黙の臓器と言われ、背中の痛みや体重減少があれば、すでに転移の可能性がありステージ3,4の可能性があり極めて深刻な状態です。

ここまでで、ドクターGはすい臓がんを疑っていました。
そして、もう一つ想定していた病気「IgG4関連疾患」です。

触診では

・背中を丸めると楽になる
・叩くと、背中の左側の真ん中に少し痛み

問診では

・前に比べてトマトが苦いと感じていた
物が食べにくくパン、ピザなどパサパサ
目が乾きやすくゴロゴロしていたので、半年前までコンタクトだったがメガネに変えた

IgG4関連疾患とは

3人の研修医の先生は、目が乾く、口が乾くという症状は、すい臓がんだけでは考えにくく、最終的にIgG4関連疾患ではないかと予想しました。

IgG4関連疾患とは、抗体の一種です。
体の中に入った細菌やウイルスを撃退する抗体で、免疫を司るリンパ球が形質細胞に変化しそこからIgG4が作られます。

この抗体が異常に多く作られるのが特徴です。

涙腺、唾液腺、すい臓、腎臓など全身の様々な臓器にリンパ球とIgG4を作り出す形質細胞が集まり腫れ上がります。

すい臓に病変が起こるとインスリンの分泌が妨げられ、糖尿病を引き起こすこともあります。

IgG4関連疾患の特徴

・唾液腺に炎症があると、味が感じにくくなる
・口が乾く人は、ちょこちょこ小まめに飲んでいる。

IgG4関連疾患の症状

・顎の下にある唾液腺に異常な数のリンパ球と形質細胞があつまり、腫れて唾液が出なくなる
・涙腺に異常な数の細胞が集まり、涙を出す機能が低下しまぶたが腫れ上がります。

実際にドクターGは免許証で顔を確認。
すると目がぱっちりとして別人のような顔でした。
まぶたを触ると、涙腺の腫れ、顎の下も腫れていました。

症状をまとめてみると

たちくらみ→ 脱水によるもの→糖尿病が原因→IgG4関連疾患でインスリンが出なくなったため

最終的な検査

IgG4関連疾患とすい臓がん(危険な病気のため)の検査を行います

◎IgG4関連疾患:CT検査
すい臓が細長くなり、ソーセージ状に大きく腫れ上がります。

◎すい臓がん:内視鏡検査で生体組織をとり検査をします。

検査結果

すい臓の生体検査、血液検査では、IgG4関連疾患と診断されました。

IgG4関連疾患の治療法

男性は、ステロイドによる治療で涙腺と唾液腺の症状は2週間で劇的に回復され、すい臓からのインスリン分泌も改善され糖尿病も完治の見込み。

男性は、元気になったそうです。
これは治る糖尿病だそうです。
知っていると知らないでは、大きな違いです。

糖尿病=暴飲暴食とは限らず、
多くの患者さんが、偏見を受けてツライ思いをされているのだそうです。

病気と判断されるちょっとした行動や症状などがとても参考になりました。
治る糖尿病があること、まぶたの腫れ・・・これも驚きでした。

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