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ドクターG 「前頭側頭型認知症」の症例・万引きを繰り返す常同行動

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ドクターg 2016年6月8日 テーマは、「自殺するかもしれない」

拘置所内で、異常行動を起こした男性の症例をもとに病名や原因、対処法などを探り当てていきます。
診断をするまでの経緯が紹介されました。

■ドクターG 「法務省 矯正局矯正医官 池田正行先生」
拘置所や刑務所にいる被収容者の健康を守るお仕事をされている先生です。

※刑務所は、刑の決まった人が入るところです。
※拘置所は、刑が決まっていない、有罪か無罪か決まっていない人がいるところです。

病名「前頭側頭型認知症」と診断・未決囚65歳男性

<突然暴れだした未決囚65歳男性>

■窃盗罪、酒を1本コンビニで万引き。
過去に2回通報され、身柄拘束されたのははじめてだった。

【体温】36.5度
【血圧】138/66
【脈拍】72
※異常を示す値ではなかった

<警察官からの聞き取り調査>
■症状が出る 3日前に入所
・入所から口数の少ない人
・ショックで思い詰めているのかと感じていた

■症状が出る 2日前
・食事は、とっていた
・問題を起こすとは思っていなかった
・時間を聞き、散歩をしたいと要求してきた

■症状が出る 前日
・夢中で読んでいた新聞を取り上げようとした所、豹変したように暴れた。(あじさい祭りの記事に線を引いていた)
・頭を壁に叩きつける様な自傷行為をした

保護室で監視することになったが興奮した様子はなかった。

<本人からの聞き取り>
・元気がなく、眼瞼下垂があった
・顔面筋の筋力の低下がみられた
・囲碁が好き
・食事は、美味しい
・最近の体重の変化はない
・最近、頭痛、吐き気、体のしびれもない
・ホフマン反射(異常なし)
・バレー兆候 (脳の異常)

<診察の翌日 息子夫婦からの聞き取り>
・今まで自傷行為はなかった。
・2年前、脳卒中で母がなくなってから、無口になった。
・1年半前から仕事意欲もなくなった。
・服装がだらしなくなった。
・1年前まで殆んど酒を飲まなかった。その後、万引きをするようになった。
・人が変わったみたいになった
・尿漏れはない
・新聞に線を引いていた「あじさい祭り」はよくわからない。
・半年前から、毎日16時半に散歩に出掛け、7時半にかえってきた
・3ヶ月前からチラシに線をひいていた
・3ヶ月前にお客さんにセクハラをしてた

症状のまとめ

大脳の前頭葉と側頭葉の異常に集中していた事がわかった。

■前頭葉の障害
・16時に散歩を要求した
・言葉に詰まっている
・仕事の意欲を低下
・怒りっぽくなった
・ふさぎこむようになった
・お客さんにセクハラ

■側頭葉と前頭葉の障害
・身だしなみがだらしなくなった
・万引きをするようになった
・飲酒をするようになった

?・病識が薄い

前頭側頭型認知症とは?

前頭葉と側頭葉が萎縮。アルツハイマー型は、大脳全体が萎縮し物忘れが目立つが、前頭側頭型では、性格の変化が目立つ。

前頭側頭型認知症の【常同行動】
特徴的な症状として「一つにこだわる」という行動。
毎日、決まった時間に同じことを繰り返す。
行動を止めようとすると、苛立って暴れだすこともある。

■例えば
・ペットボトルの蓋を集めるなど

新聞やチラシに線を引くなどのこだわりや同じ時間の散歩にこだわっていたのは、常同行動の一つと考えられる

■万引きと病気の関係
この男性は、罪の意識がない可能性があると考えられました。

<コンビニの店長からの聞き取り>
いつも同じ時間にきて、同じ品物を持ち、隠す様子もなく、レジを通っていった。
常同行動の一つが窃盗になったと考えられると結論。

脳のMRI検査で前頭葉と側頭葉の萎縮が見られ、起訴が取り下げられました。

<その後>
万引きが常同行動になっているので、行動内容を何かに変えなくて、また同じことを繰り返してしまいます。

そこで、散歩をやめさせ「花の水やり」に変えるようにしたのだそうです。
万引きはしなくなったそうです。

大きく分けて4つの脳のそれぞれの働き

■前頭葉
◎機能
社交性や協調性など人間の思考や理性を制御しています。

◎障害が起きると
性格が変わります

■頭頂葉
◎機能
自分の体や手足などがどこにあるのかを正しく認識する感覚司っています
◎障害が起きると
服を着たり、料理など日常の動作ができなくなる

■後頭葉
◎機能 視覚認識
◎障害が起きると
幻視、視覚認知障害がおきます

■側頭葉
◎機能
耳から入る言葉を理解したり記憶したりします。
起立ある行動を促す。

◎障害が起きると
性的な恥じらいが消えて、欲望のまま振る舞う
得意な食事の仕方や性的逸脱行動、意味不明の言葉

研修医の予想した病名

最初の予想では、脳の一部に障害が出る病名が上げられました。
また、最初から「前頭側頭型認知症」を予想した研修医の先生もいらっしゃいました。

■ウェルニック脳症
ビタミンB1が欠乏し、精神障害が起きる病気。
大脳の下にある小脳や脳幹に障害が起きる病気です。大量の飲酒や偏った食事が原因

◎主な症状
・意識障害・物が二重に見える・歩行が不安定になる・欝になることも。

◎合わない所
・歩行障害などの症状がメインででてくるはず

■うつ病
ストレスなどで起きる脳の病気。大脳辺縁系や視床下部などに機能障害がおきる病気。

◎主な症状
意欲低下・喜びの喪失・睡眠障害・頭痛など。重症化すると自殺の危険も。

◎合わない点
・食事を完食していた・囲碁をしたいと言っていた
うつ病は、エネルギーが切れた状態。

散歩や線を引くなどの行動はうつ病とは違う。

<その他予想できる病気>
■肝性脳症
肝硬変などで正常であれば、肝臓で除去されるはずの毒物が血液に乗って、脳まで運ばれ、脳全体に障害が起こる
◎症状
だらしなくなる・昏睡状態になる
◎合わない点
発症が1年前なら、もっと悪くなっているはず

<脳の全体に障害が起きる病気>
■尿毒症
■甲状腺機能低下症
■神経梅毒

  


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